葬式の主流となりつつある”家族葬”についてわかりやすく解説します。

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家族葬のマナーと基礎知識

大切な家族が亡くなると悲しみや寂しさが溢れて来ます。
精神的な負担は計り知れず、人によっては何ヶ月も塞ぎ込んでしまうことでしょう。
気持ちの整理が出来るまで何もせずに過ごせれば良いですが、現実は落ち着く暇を与えてはくれません。

 

家族が亡くなった際は、死亡届けの提出や遺品の整理など様々な対応が必要です。
中でも早急に行わなければいけないのが故人の葬式でしょう。

 

一昔前は会社関係者や近隣住民を集めて盛大に行うのが通例でしたが、今はひっそりと行う家族葬が主流になりつつあります。
注目を集める家族葬とは何なのか、詳しく紹介して行きたいと思います。

 

家族葬とは?

故人を偲ぶ家族

 

家族葬とは、その名の通り家族だけで葬式を行うことです。
会社関係者や近隣住民は呼ばず、親しい間柄でひっそりと故人を見送ります。

 

葬式に呼ぶ人数が少ないだけで、僧侶を呼んでお経をあげる流れは変わりありません。
家族が亡くなって精神的に弱っている時、大勢の人を出迎えて準備するのは大変でしょう。
親しい家族だけであれば心理的な負担も少なくなるため、家族葬のメリットは非常に大きいです。

 

また、大規模な葬式に比べて費用が抑えられるのも家族葬の特徴でしょう。
不況で苦しい家計に優しいのも覚えておきたい要素なのです。

 

家族葬のメリットを知ろう

ここでは家族葬のメリットについて紹介したいと思います。

 

まず、家族葬は親しい家族だけで行うので、遺族の事務的な負担が少なくなります。
大勢が集まる会場の準備や食事の準備、あいさつから各種案内などをやらなくて良いのは精神的に楽でしょう。

 

次に挙げられるメリットは金銭的な負担が少ない点です。
一般的な葬式に比べて半分以下、場合によっては4分の1程度まで費用を抑えられます。
集める人数によっては100万以上必要になるので、10万から20万で行える家族葬はメリットが大きいのです。

 

故人とゆっくりお別れが出来るのも家族葬のメリットでしょう。
落ち着いて気持ちの整理を行えるので、家族だけで思い出話をするのも良いです。
大勢が集まる一般的な葬式だと、慌ただしくてお別れを出来ない恐れもあるのです。

 

このように家族葬は金銭面や心理面での負担を軽減してくれるので注目を集めています。

 

家族葬のデメリットもある

忘れてはいけない家族葬のデメリットについても紹介して行きます。
トラブルに発展することもあるため、事前にしっかりと対処しておくようにしましょう。

 

気を付けたいのは、親しい家族だけで行う点です。
この親しい家族に含まれなかった親戚や知人が、不満の声を挙げる恐れがあるのです。
葬式に呼ばれなかったことに激怒して疎遠になるケースもあります。
間違いなく家族葬のデメリットなので忘れないようにしてください。

 

これを回避するためにも、事前に家族葬を行う旨を連絡して理解を求めるようにしましょう。
葬式を行うことを伝えないと、なぜ知らせてくれなかったのか、と言われてさらに炎上します。

 

また、葬式の後にお線香を上げに来る人が増えるのもデメリットです。
タイミングがバラバラなので、その都度対応しなくてはいけないでしょう。
人によっては葬式が一区切りしないため精神的に疲弊してしまいます。

 

家族葬を行う時はデメリットに注意して行うようにしてください。

 

香典返しは臨機応変に出来る

葬式で受け取った香典

 

葬式には香典があるので返礼品を用意するのが一般的です。
しかし、家族葬であれば無理に香典返しを用意する必要はありません。

 

葬儀会社に頼まず自分で用意してしまうのも可能ですし、そもそも用意しない選択肢もあります。
食事についても近所のレストランで済ませられるので気軽です。
臨機応変な対応が出来るのも家族葬の特徴でしょう。

 

 

家族葬の服装について

葬式参列者の服装

 

親しい家族だけで集まるので服装はある程度ゆるいもので良いです。
ただし、男性であれば黒いビジネススーツ、女性は黒いワンピースなどが良いでしょう。

 

黒い服は故人を見送る色なので、家族葬だからと言って普段通りの服装で参加しないようにしてください。

 

一般的な葬式では喪主と参列者が分かるようにするものですが、家族葬はそこまで気にしなくて良いです。
厳密なルールがある訳でもありませんし、世間体もあまり気にしなくて大丈夫でしょう。
そうした点から、黒いセーターやズボンで行うケースも増えています。